富士通FIPと凸版印刷、コープかごしまに「サーバ管理型電子マネーサービス」を提供
同サービスは、富士通FIPと凸版印刷が共同で開始したギフトカードの残高管理を行う「ギフトカードASPサービス」を利用するもの。情報セキュリティ格付で決済サービスとして初という最高位「AAAis」を取得した他、ISO/IEC27001を始め各種の国際認証を満たすという富士通グループのデータセンターで運用するサービスとして、既に120社を越える企業が導入したとのことだ。
コープかごしまは、鹿児島県内に19店舗を構え29万人の組合員が加盟する生活協同組合。これまで同組合には組合員から「クレジットカードでは使い過ぎが心配」「計画的に家計をやりくりするために、予算を決めて買い物ができるカードが欲しい」「レジで小銭のやりとりをするのが煩わしい」といった要望が寄せられていたという。
これらの要望を実現するために検討を重ねる同組合に対し、富士通FIPは凸版印刷と共に提供するクラウド型の同サービスを提案したとしている。
同組合は、同サービスが富士通グループのセキュアなデータセンターで運用するという信頼性の高さに加え、これまで蓄積したノウハウをもとに、ICTの提供に加えて導入計画から運用設計・カード製造・プロモーションまで、電子マネー・サービス全体に関するサービス構築力を評価し、導入を決定したという。
同サービスの導入にあたっては、これまで同組合のPOSシステムを担ってきた富士通マーケティングと連携し、2013年に導入した量販店向けPOSシステム「FUJITSU Retail Solution TeamStore/M」のオプション機能を利用したとのこと。同システムと同サービスとの組み合わせにより、システムをカスタマイズせずに、導入決定から2か月で安価な導入を実現したとしている。