『百円の恋』東映ビデオ、新たな才能と“劇場映画”作る新プロジェクト始動
『百円の恋』(14)、『愛の渦』(14)、『アンダードッグ』 (20)など、公開規模の大小に関わらず数々の良質な作品を手掛けてきた東映ビデオが24日、新たな才能を発掘する新プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」を開始することを発表した。
同プロジェクトは、東映ビデオが培ってきた制作能力(人脈)という財産を生かして、新進クリエイターと共に良質な“劇場映画”を作り、それを未来へと継続していくプロジェクト。企画コンペから、演技ワークショップ(兼オーディション)、制作、プロモーション、上映まで、全プロセスを新進クリエイターと共に推進していく。
第一回の特別審査員として、 『百円の恋』(脚本)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した脚本家・映画監督・小説家の足立紳氏のほか、『百円の恋』や『愛の渦』、『アンダードッグ』を手掛けた東映ビデオのプロデューサー陣が参加する。
なお、記念すべきプロジェクト第一回は24日より企画募集を開始。募集期間は9月30日までで、募集テーマは「青春映画」。受賞企画発表は11月末を予定している。
■東映ビデオ・佐藤現プロデューサーコメント
毎年、多くの自主映画が制作され、さまざまな映画祭、コンペティション等で優れた作品が発表されていますが、そこで喝采を浴びたクリエイターが、その個性を保ちつつ商業映画に進出していくための門戸は、現状そんなに広くありません。