2015年8月27日 10:00
STOP!パスワード使い回し! - 時系列でたどるドワンゴの不正ログイン被害
JPCERTコーディネーションセンターが2014年よりスタートした「STOP!パスワード使い回し!」というキャンペーンがあります。ほかのサービスで使用しているパスワードを使い回すことで、そのパスワードが外部に漏れた場合、あらゆるサービスから自分の個人情報が漏れる可能性があるため、使い回しには多大なリスクがあると言われています。
今回、マイナビニュースでは特集として、JPCERTコーディネーションセンターや日本を代表するネット企業10社から寄稿いただき、「なぜパスワードを使い回してはいけないのか」「パスワードを使い回すとどのようなセキュリティリスクがあるのか」など、具体的な事例を交えて解説を行います。
5回目は、ドワンゴ プラットフォーム事業本部 共通基盤開発部 担当部長 高橋 健太氏による寄稿です。
○ドワンゴの不正ログイン被害例
こんにちは。ドワンゴの高橋健太 (@rika_t) です。niconicoのセキュリティを担う、アカウントシステムのリーダーを担当しています。
今回は「STOP!パスワード使い回し!」キャンペーンに関する寄稿ということで、昨年各社で発生した不正ログインに関して、ドワンゴでの取り組みを振り返りたいと思います。