くらし情報『東京都のデング熱感染者、大半は東南アジアで感染か--ベトナムなどでも増加』

2015年9月3日 10:00

東京都のデング熱感染者、大半は東南アジアで感染か--ベトナムなどでも増加

東京都のデング熱感染者、大半は東南アジアで感染か--ベトナムなどでも増加
東京都感染症情報センターは9月2日、都内のデング熱報告数の推移などを明らかにした。

蚊を媒介して感染するデング熱は、デングウイルスを原因とする急性の熱性感染症。主な症状として発熱や頭痛、筋肉痛、皮膚の発疹などがある。症状は1週間程度で回復するが、ごくまれに感染者が死亡するケースもある。

昨年は8月中旬頃から東京都をはじめとする関東圏で、70年ぶりとなるデング熱の国内感染者が続出。8月末から厚生労働省が感染者数の公表に追われ、最終的な国内感染者は160人を数えた。昨年9月4日にデングウイルスを保有している蚊が東京都の代々木公園で確認されたことなどもあり、同公園や国立オリンピック記念青少年総合センター、新宿御苑などの施設が閉鎖された時期もあった。

今年は国内感染者がいまだ報告されていない一方、海外での感染者は増えている。
8月30日時点での東京都における感染報告数は53人。2011年以降の推移と比べると、国内感染者が続出した2014年を除けば2番目に報告数が多かった2012年と、今年8月時点の数値がほぼ等しくなっている。このまま増えていけば、2012年や2013年の報告数を上回る可能性もある。

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