2015年9月8日 08:00
Mentor Forum 2015基調講演 - 進化を続けるXpedition。最新技術搭載でPCB設計を強力支援
○10年間で大きく進化したPCB設計フロー「Xpedition」
メンター・グラフィックス・ジャパンは2015年8月25日、プリント基板(PCB)開発に携わる技術者および管理者を対象に自社の戦略や最新の技術動向、ユーザー事例などを紹介する「Mentor Forum 2015 - PCBシステム開発ソリューション」を開催。基調講演には、米Mentor Graphicsのシステムデザイン部門市場開発マネジャーである石川実氏が登場。「メンター・グラフィックスのPCB戦略」をテーマに講演した。
石川氏は、まず現在の新製品開発を取り巻く課題を指摘。ビジネス面での課題としては、大きく分けて(1)市場競争力のある商品開発、(2)タイムリーな市場への投入、(3)パートナーとの協調、の3つがあり、技術的な課題としては、(1)複雑化する設計、(2)設計期間の短縮、(3)信号周波数の増加、(4)設計・製造会社との協調、の4つがあるとしたほか、「基盤面積は小さくなっていますが、1平方インチあたりのピン数は増えています」(石川氏)といったPCBにおける技術的なトレンドを紹介した。
「1994年の平均的な基盤面積は101平方インチで、1インチあたりのピン数は42でした。