2015年9月14日 12:00
プレゼンをこねる (5) プレゼンでいちばん大切なこと
グラフの使い分けにも配慮し、いよいよ資料は完成!安心する主人公に、菩薩様から「最後の教え」が伝えられました。
○プレゼンの最後の「仕上げ」
プレゼン資料が「文字だらけになる」ことを悩んでいた主人公。こむぎこ寺では「初対面の人々に、短時間で共感してもらえるようなスライドを作る」という姿勢を学び、相手が心地よく感じる色・かたちの使い方や、グラフの適切な使い分けについても学んできました。
こうして伝わりやすいプレゼン資料を作った主人公ですが、「本番」では自分の口で発表をしなくてはなりません。分かりやすいプレゼン資料はきっとその場を助けてくれますが、自分自身の言葉で発表してはじめて「プレゼン」が完成するのです。大企業のトップが「プレゼン」の練習を行って立ち居振る舞いや声の出し方、伝える内容まで磨き上げるのは、生の声で伝えることにとてつもない力があることを知っているからです。
とはいえ、ふつうのサラリーマンが練習のためだけに長い時間をかけるのは、なかなか難しいのが現状。ですが、「完璧な資料作りのためだけに時間を使い切り、発表はぶっつけ本番」とするのではなく、「心地よい資料づくりのポイントを押さえて、残った時間で少しでも発表の練習をしてみる」