2015年9月18日 10:25
テプコシステムズ、開発環境に端末検疫機能を導入-セキュリティを担保
F5ネットワークスジャパン(F5)は9月17日、テプコシステムズがパブリック・クラウド上に構築した業務系システムの開発環境に、F5のBIG-IP Access Policy Manager(BIG-IP APM)を採用したと発表した。
この開発環境は、テプコシステムズがセキュアなオフショア開発を推進するために構築したものであり、Amazon Web Services(AWS)で稼働している。AWS上の開発リソースへのアクセスをBIG-IP APMを介して行うことで、インターネット経由でアクセスを行う端末を含めて高度なセキュリティ・レベルを実現。
BIG-IP APMは、クラウド上の開発環境にアクセスしてきた端末に対しユーザー認証を行う前に検疫を行うことで、端末までカバーしたセキュリティ確保が可能になる。テプコシステムズではこれらに加え、ワンタイム・パスワードやSSL VPNも併用することで、セキュリティを高めている。
同社は2013年10月にBIG-IP APMの採用を決定し、パートナー向けクラウド環境を構築した。2014年10月からパイロット・プロジェクトでの利用を開始、2015年4月からオフショア開発に着手しており、2015年8月の時点で約60名のパートナー開発者がこの環境を利用しているという。