くらし情報『川崎重工、ボーイング777X向け工場を名古屋に新設--自社ロボットで効率生産』

2015年9月25日 08:46

川崎重工、ボーイング777X向け工場を名古屋に新設--自社ロボットで効率生産

川崎重工、ボーイング777X向け工場を名古屋に新設--自社ロボットで効率生産
川崎重工業は9月24日、航空機製品の生産・組立工場である名古屋第一工場において、7月ボーイング社と正式契約したボーイング777Xを製造するために工場建設に着手した。

新工場は名古屋第一工場北工場の敷地内(愛知県弥富市楠3丁目20-11)に建設するもので、延床面積は約1万3,000平方メートル(全長200m、幅50m、高さ19m)になり、2016年12月末竣工を予定している。同社はボーイング777Xの製造において、前部胴体、中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁および貨物扉を担当。自社製ロボットによる先進的生産設備や高性能センサーを適用した検査装置など、全社を挙げて開発した新技術を積極的に導入して自動化を推進し効率的な生産を目指している。

現在、ボーイング777型ファミリーは世界各国で運航されており、各派生型を合わせた受注機数は合計で1,500機を超えている。同社は名古屋第一工場において1992年よりボーイング777向け製品の生産を開始した。その後継機であるボーイング777Xプロジェクトへの参画により、安定した生産活動の継続、最新の生産技術の獲得、高品質な製品の提供、さらには民間航空機事業の発展・拡大に向けて積極的に取り組むとしている。

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