2015年9月25日 13:40
夢はNASDAQ上場 - ソフトバンクが求める革新の"パートナー"
iPhone 6s / 6s Plusの発売で盛り上がる今週だが、今年はいまいち覇気がないように感じられるソフトバンク。それもそのはず(?)、同社は"第2のソフトバンク"と、通信事業に集中してきたこの10年から、元々の土俵である"ネット"に回帰する動きを見せている。
5月の2014年度決算会見で孫氏が「本格的に世界のソフトバンク、ネットのソフトバンクになれるよう、もう一度加速していきたい」と話しており、その場でニケシュ・アローラ氏を後継者に指名したことは記憶に新しいだろう。アローラ氏はグローバルにおけるネット企業への投資を行うSoftBank Internet and Media,Inc(SIMI)のCEOとしてらつ腕をふるっており、インドなど東南アジアにおける成長マーケットで急成長を遂げているタクシー配車アプリベンダー、ECサイトなどへの出資を取りまとめている。
○大企業でもイノベーションは生まれる
これらは、持株会社であるソフトバンクグループ傘下のSIMIにおける動きだが、国内の通信事業4社(ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイル)が合併した新生ソフトバンクも、この7月に「SoftBank Innovation Program」