くらし情報『生理と下痢が同時進行!? 女性ホルモンがお腹をゆるくしていた!』

2015年10月8日 09:00

生理と下痢が同時進行!? 女性ホルモンがお腹をゆるくしていた!

生理と下痢が同時進行!? 女性ホルモンがお腹をゆるくしていた!
生理痛で悩む女性は多い。それと同時に、生理前の便秘や生理中の下痢の症状が気になっているという人もいるのではないだろうか。実は、下痢や便秘といったお腹の不調の原因は「生理」にあるかもしれない。

今回は、ライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんに、生理とお腹の関係について詳しく教えてもらった。

○その下痢、もしかしたら生理の影響かも

生理周期は、約5日間の「月経期」から約8日間の「卵胞期」を経て排卵し、約15日間の「黄体期」を経て、また月経期へと戻る。排卵の前後で、体内では女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌される。プロゲステロンには、子宮の収縮をおさえる作用がある。しかし、子宮だけでなく腸にも作用してしまい、便をスムーズに移動させるための腸の収縮運動も抑制してしまうため、黄体期には便秘がちになるというのだ。


一方、生理が始まって月経期に入ると、プロゲステロンは減少。今度は子宮を収縮させる作用があるプロスタグランジンという物質が体内で分泌され始める。プロスタグランジンも子宮だけでなく腸の異常収縮を促すことがあり、下腹部痛を伴う下痢を引き起こしてしまう。

「2014年のライオンのWEB調査では、生理年齢にある女性の15~20%が『生理時に下痢をしてしまう』と回答しています。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.