2015年10月29日 11:00
ツールを活用した“イマドキ”チーム開発の極意 (3) チーム開発におけるプロジェクト管理を効率的におこなう方法とは?
第2回の連載では、同一ベンダーによる包括的なツールを導入する場合に考慮すべきポイントを、マイクロソフトの「Team Foundation Server」と、そのSaaS版「Visual Studio Online」を例にしてご紹介しました。第3回は、チーム開発におけるプロジェクト管理を効率的におこなう方法をご紹介します。
○従来の方法では遅れをとるイマドキのプロジェクト管理
レガシーホストと呼ばれるようなホストが主流だった時代は、対応するクライアントも限定されていました。しかし、対応デバイスの増加にともない、現在のソフトウェア実行環境は、非常に多岐にわたります。
短納期でのリリースを要求されることも多くなっており、週1回の進捗会議でリーダーの報告を受け、また1週間かけて方針を検討して……という従来どおりのリーダーから指示を待つプッシュ型の報告では、もはや市場の要求速度に追いつきません。また、プッシュ型の報告では、管理者が報告者からの報告内容をもの足りないと思っても、その場でそれ以上の内容が報告者から出てくるとは限りません。
このような状況を解決するために、プロジェクトのリアルタイムな可視化は不可欠となっています。