2015年10月30日 00:00
Windows 10ミニTips (27) チェックディスクの結果を詳しく知る
MicrosoftはDOS時代から、ストレージ上に構築したファイルシステムの整合性を確認するチェックディスク(スキャンディスク)機能を用意していた。Windows 10も同様の機能を搭載しているが、GUI上から実行すると簡素なメッセージしか表示されない。今回はチェックディスクの実行結果(ログ)を確認する方法を紹介する。
○Windows 8時代で変わったチェックディスク
MicrosoftはOSのバージョンアップに伴ってチェックディスクを改良し、Windows Vista時代はパフォーマンスの改善、Windows 8時代は機能自体を見直し、チェック対象となるデバイスが使えなくなる"オフライン"状態を避けるため、破損時の修正方法を変更した。
具体的には、NTFSなどファイルシステムの状態を、「正常」「オンラインスポット検証が必要」「オンラインスキャンが必要」「オフラインスポット修正が必要」の4段階に区別している。オンラインスポット検証レベルではユーザー操作を必要とせず、オンラインスキャンやオフラインスポット修正時も、オフラインスポットが必要な状況になるとユーザーにPCの再起動を求め、その際にチェックディスクを実行する仕組みだ。