2021年11月27日 13:00
新星・斎藤瑠希、歌への葛藤を経て『ミラベルと魔法だらけの家』のヒロインを勝ち取るまで
●「もう私、歌を歌えない」完璧を求めすぎて悩んだ過去
ディズニー・アニメーション・スタジオが贈るミュージカル映画『ミラベルと魔法だらけの家』(11月26日より公開中)で、ヒロイン・ミラベル役の日本版声優に大抜てきされた新星・斎藤瑠希。彼女の圧倒的な歌唱力と表現力はすでに堂に入っているが「これまでにいろいろな試練や、乗り越えなきゃいけない壁がたくさんありました」と言う。才能溢れる19歳は、どのようにしてヒロインの座を射止めたのか? 単独インタビューでこれまでの道のりや今の思いを語ってもらった。
ディズニー長編アニメーションの記念すべき60作目である『ミラベルと魔法だらけの家』。見事にミラベル役を勝ち取った時、斎藤は「本当に信じられないくらいびっくりして、夢なんじゃないかと思いました」と驚きを隠せなかったそうだ。
そもそも彼女が歌を好きになったきっかけも、ディズニー映画だったから喜びもひとしおだったに違いない。「両親が大の音楽好きで、『メリー・ポピンズ』など、ディズニーのミュージカル作品を小さい頃からよく観ていました。映画の内容はちゃんと理解できなくても、歌だけは覚えていることも多かったように思います。