くらし情報『江戸時代人は極めて胴長短足であることが明らかに - 国立科学博物館と東大』

2015年11月16日 17:19

江戸時代人は極めて胴長短足であることが明らかに - 国立科学博物館と東大

江戸時代人は極めて胴長短足であることが明らかに - 国立科学博物館と東大
国立科学博物館および東京大学大学院理学系研究科は11月13日、縄文人の体形について調査を行った結果、縄文人の胴体サイズに対する相対的な腕・脚の長さが、東北アジア起源の渡来系弥生人と違わないこと、江戸時代人が極めて胴長短足であったことを明らかにしたと発表した。

同成果は、元 東京大学大学院理学系研究科 修士課程の田原郁美氏と国立科学博物館人類史研究グループ長で東京大学大学院理学系研究科の海部陽介 准教授の研究グループによるもので、11月11日付けの人類学誌「Anthropological Science (Japanese Series)」に掲載された。

今回の研究では、北海道から九州までの20遺跡から出土した縄文人骨63体(縄文早期~晩期)と、北部九州~山陰地方の4遺跡から発掘された渡来系弥生人骨27体を計測し、胴体サイズと四肢長さの比を比較した。

胴体サイズの指標として胴長と腰幅を計測し、これに対する四肢長を分析したところ、当初の予想と異なり縄文人と渡来系弥生人では差が見られないことがわかった。また、海外の比較データがある腰幅についてみると、縄文人の腰幅に対する四肢長は、アフリカ集団よりも短く、極北のエスキモー(イヌイット)

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