2015年11月18日 20:52
IIJ、4K映像伝送のIP化を実現するためのソリューションを提供
インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月18日、放送局における映像伝送のIP化を支援し、4K IP伝送(Video over IP)を実現するためのソリューションを発表した。
4K/8K映像の普及が進むなかで、放送業界では、制作現場から放送局へ映像データを送信するコントリビューション(集信)の4K/8K映像対応が本格化しており、映像データが膨大化するにつれ、収容効率が高く、コスト・運用面で有用な光ケーブルを利用したIP伝送の実用化に向けた検討が進みつつあるという。
その一方、放送局から視聴者へ映像を届けるディストリビューション(配信)は、すでにIP化が進んでおり、放送システムのオールIP化が実現すれば、クラウドやデータセンターに映像データを集約することで、現場から視聴者までのワークフローの一本化が可能になる。これにより、場所を問わない編集や確認作業によって、コスト削減、システム運用の簡易化、迅速な配信など、多様なメリットが見込まれることとなる。
また、放送機器については、ソニーが「ネットワーク・メディア・インタフェース」搭載放送機器の発売を通じて、4Kライブ制作のIP化を提案・推進。