佐賀県武雄市の「官民一体型教育」成功の背景には地域の協力があった
○公教育ならではのきめ細やかな指導がカギ
子どもたちが自ら率先して授業を受ける塾とは異なり、公立小学校にはさまざまな児童がいる。例えば、朝の時間(15分)を活用して国語や算数の反復練習を行う「モジュール学習」では、コミュニケーションがうまくとれなかったり、障害を抱えていたりする児童の参加が難しい。その際、学校の教員によるきめ細やかなサポートが欠かせないという。
さらに、月に1回全学年合同で行われる「青空教室」でも、教員の指導が光る。異なる学年で班をつくってゲームに挑戦したり、自然と触れ合う体験をしたりするこの授業では、児童が率先して協力していくことが必要だ。なかなかやる気をみせない児童に対しては、教員がうまく声がけをして、子どもたちのモチベーションをあげている。
○成功の背景に地域の協力
また、このような授業を限られた数の教員で行うことにも限界がある。結果として広がったのは「地域の協力」だった。「モジュール学習」では4~5人の児童に対して1人地域の人がつき、採点をしたり、鉛筆の持ち方を教えたりして指導にあたる。市の担当者によれば、このような交流を通して学習がうまく進行しただけでなく、従来あった地域内のコミュニケーションも戻ってきたという。「授業を通して信頼関係が築かれているので、学校外で地域の人たちが何か注意しても子どもたちはごめんなさいと素直に謝るようになった」とその事例を語ってくれた。
武雄市は来年度からの4年間の教育指針、「教育大綱」の理念を「組む」とした。「既成概念にとらわれず、情報を共有し、地域、家庭、学校、企業、さまざまな機関が連携、チャレンジ、実践する」としたこの大綱に市の思いが詰まっているといえる。来年度からは新たに3校で導入されるという「官民一体型教育」がどのように進化していくのか、今後の動きに注目したい。
※画像と本文は関係ありません。
提供元の記事
関連リンク
-
new
「大人として超えてはいけない一線がある」幼稚さを指摘された元カノの惨めな現実
-
「ガキにまだ金はいらないw」娘の教育資金を”勝手に”使う夫。だが後日「パパさ…」親戚の集まりで【娘の一言】に大焦り!?
-
new
身長173cmの44歳、不動産・ホテル業勤務の下宮 玲さん、コンテスト初挑戦でミセスSDGsジャパン2026広島代表に「すべての子どもたちが自分の未来を選べる社会を目指したい」
-
new
「会社で見てしまった…」既婚の同僚がまさかの告白!? 夫も息子も無関心な寂しいママが踏み出した一歩とは
-
9/17無料ウェビナー開催 次期LTSを正式リリース前に解説 『Moodle LMS 5.3速報~次期LTSの主な変更点~』