くらし情報『ラピス、小型産業機器向け16ビットローパワーマイコンファミリを発表』

2015年11月20日 08:00

ラピス、小型産業機器向け16ビットローパワーマイコンファミリを発表

ラピス、小型産業機器向け16ビットローパワーマイコンファミリを発表
ラピスセミコンダクタは11月18日、同社の16ビットローパワーマイコンとして、高ノイズ環境下でバッテリ駆動を必要とする小型産業機器に向けたラインアップ「ML620130ファミリ」を発表した。

同ファミリは、最低動作電圧を1.6Vとすることで、最低1.63V(typ)までの電源電圧検出を可能とし、ニッケル水素電池2本の電圧(0.8V×2)程度まで使い切ることができるようになり、電池寿命を伸ばすことを可能とした。

また、CPUコアの動作周波数は最高16MHz、ペリフェラル最高動作クロックは最大32MHz(PWM)としつつ、CPU高速動作時の動作電流を従来品比25%減を達成したとするほか、高精度なオンチップオシレータを搭載したことで、機器の外部とのインタフェースとしてさまざまな目的に使用されるUART通信(調歩同期方式)を、全温度範囲で外付け振動子なしで実現可能にした。

さらに、国際電気標準会議(IEC)の規格「IEC61000-4-2」に準拠した試験電圧レベル4(気中放電:±15kV)を越える測定限界の±30kVをクリアしているほか、独自試験の結果、従来のタフマイコンより30%のノイズ耐圧向上を達成したとしている。

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