2015年12月2日 12:27
カシオの歴代電子楽器を特別展示 - 「本格的楽器」と「音楽人口拡大」を目指してきた35年間
○カシオの電子楽器が集結する特別展示
樫尾俊雄記念財団は、カシオ計算機が電子楽器をリリースしてから35年の節目を迎えるにあたり、その歴史を紹介する特別展示を行う。
ところは東京都世田谷区の「樫尾俊雄発明記念館」、期間は12月7日から26日だ。入館には樫尾俊雄発明記念館のWebサイトで予約が必要(入館料は無料)。
特別展示の一般公開に先立ち、12月1日には報道関係向けのお披露目と説明会が開催された。カシオ計算機 楽器事業部長の安藤氏は、カシオ製品の概要と楽器事業の狙い、そして事業展開について説明。
カシオは、1957年に世界初の小型電気式計算機「14-A」で電卓事業を、1974年にカシオトロンで電子腕時計事業を始めたのち、1980年のカシオトーン「CT-201」によって、電子楽器を第三のコンシューマ商品としてスタートさせた。
カシオの電子楽器は、当時から「本格的楽器」と「音楽人口拡大」という方向性を目指していた。中核となるキーボードだけでなく、より本格的な楽器、そして一般向けのミニキーボードや電子ドラム、ギターといった新ジャンルの製品を送り出してきた。
また、ミニキーボードのMT-40にプリセットされていた、CASIOオリジナルのロックリズムにcasio bassというベースラインを加えたものは、Sleng Tengとしてレゲエ界で広く使われているという。