『007』最大の敵を演じたクリストフ・ヴァルツ、"悪役"の演技論を語る!
ダニエル・クレイグ主演4作目、シリーズ24作目となる『007 スペクター』は、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドと、悪の組織"スペクター"との死闘を描いた物語。ヴァルツ演じるオーベルハウザーは、ボンドの過去に密接に関係する人物としてだけでなく、悪の組織"スペクター"の首領としてボンドの前に立ちふさがるシリーズ史上最大の敵である。
ヴァルツと言えば、クウェンティン・タランティーノ監督作品『イングロリアス・バスターズ』(09)で演じた極悪非道のハンス・ランダ大佐役でカンヌ国際映画祭の男優賞、アカデミー賞助演男優賞などを受賞。同じタランティーノの『ジャンゴ繋がれざる者』(12)で2度目のアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど世界的名優と知られる一方で、チャーミングでユーモアのある人物として多くの映画ファンに愛されている。
そんなヴァルツは、本作の役作りにおいて、過去のボンド映画の悪役を見返すことはしなかったようで、公開されたインタビューの中で「(見返す)作業をすると演じる前に先入観をもってしまう。それよりもストーリーと特定の場面に神経を集中させて演じた方がいい。それに人と競うのは私の性分にも合わない」と話している。
また、「悪役だけがステレオタイプを引きずってはいけない。時代遅れになってしまう。ボンドが抱える問題や遂行する任務は時代を反映すべきだ」と引き締めた表情を見せ、「私が演じたオーベルハウザーはヘタをすれば陳腐でステレオタイプな悪役になる。だから特徴を見つけ細部にこだわる必要がある」と説明。最大の敵役として、ボンドにどう影響するかをまず考え、結果として「ボンドが苦しめばそれは悪役としては大成功だ」と、本作におけるオーベルハウザーというキャラクター構築のプロセスについて語っている。
SPECTRE(C)2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved
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