くらし情報『らせん構造磁石を用いて多値的なデバイス動作が可能に - 大阪府立大など』

2015年12月18日 11:21

らせん構造磁石を用いて多値的なデバイス動作が可能に - 大阪府立大など

らせん構造磁石を用いて多値的なデバイス動作が可能に - 大阪府立大など
大阪府立大学は12月17日、らせん結晶構造を持つ磁石のひねりの数を制御・検出することに成功したと発表した。

同成果は、同大学 工学研究科 戸川欣彦 准教授ら、広島大学 井上克也 教授、高阪勇輔 特任助教、秋光純 特任教授、放送大学 岸根順一郎 教授らの研究グループ、および英国グラスゴー大学 スティーブン・マクヴィティ 上級講師、ロバート・スタンプス 教授および、ロシアウラル連邦大学 アレキサンダー・オプティニコフ 准教授らとの共同研究によるもので、12月17日付けの米科学誌「Physical Review B(Rapid Communication)」オンライン速報版に掲載された。

現在の情報処理に使われている電子デバイスでは、磁気メモリーや磁気センサーなどの磁石が使われている。磁石を用いた電子デバイスはデバイス内にある2つの磁石の向きを0と1の2値化された電気信号として情報処理を行う。

同研究グループは、物質のキラリティ(対掌性)に着目し、キラルな結晶構造を持つ磁石単結晶の研究を進めており、2012年に片巻きらせん状に配列した磁気構造で、その周期が磁場に応じて変わり試料全体に渡って一様に現れる状態「キラル磁気ソリトン格子」

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