2015年12月18日 16:13
IDT、ZDMIの買収により車載半導体市場に本格参入 - HPC分野などでのシナジーも期待
IDTは、12月7日(米国時間)に買収が完了したZMDI(Zentrum Mikroelektronik Dresden)の製品ポートフォリオを取り込んだ新生IDTがどういった方向性のビジネスに向かっていくのかについて、12月15日、同社の社長兼最高経営者を務めるGreogory L. Waters(グレゴリー・ウォーターズ)氏が都内で会見を開き説明を行った。
ZDMIはもともと自動車向け半導体やセンサ関連に強みを有している半導体ベンダで、IDTのコアコンピタンスであるタイミング半導体やパワー半導体、RF半導体などと組み合わせることで、ソリューションとしてのシナジーが期待できるようになるほか、ZDMIが抱えている自動車関連を中心とした顧客は、旧来の顧客と重なるところが少なく、成長性の面でも有利である、という。
これまで同社は、「4G Infrastructure」、「Network Communications」、「High Performance Computing」、「Power Management」という4つのビッグトレンドにマッチする製品群の構築を進めてきた。しかい近年は「4G Infrastructure」