2016年1月12日 11:59
いつでもどこでも無線充電の世界がすぐそこに? - KDDIとOssiaがCES 2016でワイヤレス給電デモ
●同時に20台の端末を充電できる「Cota」
KDDIが資本提携した米Ossiaが、米ラスベガスで開催された「CES 2016」にブースを出展。独自のワイヤレス給電システムのデモを披露した。
両社は、KDDIが運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じ、2015年1月にOssiaと資本提携したところから関係性が始まり、Ossiaが開発したワイヤレス給電技術「Cota」の実用化に向けて、共同開発を進めてきたという。
○IoT時代は電池が鍵
米ワシントン州ベルビューを本拠地とするOssiaは、マイクロソフト出身のハテム・ゼインCEOが2008年9月に設立した。KDDIが資本提携に踏み切った経緯について、KDDI 執行役員 バリュー事業本部新規ビジネス推進本部長の雨宮 俊武氏は「きっかけはIoTスタートアップの会社を探し始めたこと。IoTでは、多数のデバイスが場所を選ばず動作するため、電池が鍵になると考えた。そこでOssiaを知り、その可能性に惹かれた」と語る。
Cotaの特徴は、最大10m離れた複数のデバイスに対し無線で給電できる点にある。