2016年1月26日 10:40
2015年第4四半期は「ウイルス検出の偽警告」に関する相談急増 - IPA
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は1月25日、2015年第4四半期(10月~12月)のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出および相談の状況を発表した。
同四半期のウイルス届出件数は564件(前四半期比約17.7%減)で、ウイルス検出数は2080個(前四半期比約44.8%減)、不正プログラム検出数は12万0019個(前四半期比約105.5%増)だった。
最も多く検出された不正プログラムは、別のウイルスを感染させようとする不正プログラムの総称である「Downloader(ダウンローダー)」で、検出数は5万7932個(前四半期比約180.5%増)で全体の約48.3%(前期 約35.4%)を占めた。2015年を通じ、Downloader の割合は第1四半期(約18.1%)、第2四半期(約22.1%)、第3四半期(約35.4%)と右肩上がりの増加を示しているという。
最も多く検出されたウイルスはW32/Virutで、前四半期の4個に比べ616個と大きく増加した。W32/Mydoomは前四半期の2069個に比べ483個と大きく減少し、W32/Netskyは2014年第4四半期以降、減少傾向が続いているという。