くらし情報『東京都の2016年の花粉飛散開始日を気象予報士が予想 - 飛散量は前年比150%』

2016年2月2日 09:30

東京都の2016年の花粉飛散開始日を気象予報士が予想 - 飛散量は前年比150%

東京都の2016年の花粉飛散開始日を気象予報士が予想 - 飛散量は前年比150%
東京都健康安全研究センターは1月31日、東京都内の同所にて「第10回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは気象予報士の村山貢司さんが「今春の花粉飛散予測について」との題で講演し、花粉の飛散などについて解説した。

○花粉量が多い条件がそろった関東

まず村山さんは、この30年間で花粉の飛散量が2倍に増加しているという事実を説明。以前は1平方cmあたり2,000個の花粉で「大飛散」と言われていたが、今では平均値が4,000個近くになっているという。

ただ、飛散量は毎年変動しており、春に飛散するスギやヒノキの花粉は前年夏の気象条件に大きな影響を受ける。具体的には、「前の年の日照時間と気温が関係しており、スギは日照時間ですね。影響する期間は前年7月中旬から8中旬までの期間です」。

例えば関東は、2015年の梅雨明けが全国的にも早かったため、晴れて暑い日が多くなった。
加えて、8月上旬に関東では8日連続の猛暑日を記録しており、「気温が高く日照時間が長い」という、花粉量が増えやすい条件がそろっていた。

さらに、飛散量を決めるもう一つ大切な要素として「前年の花粉量」があると村山さんは解説。

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