2016年3月5日 13:00
山口健太のモバイルデバイスNEXT (6) 京セラ「ソーラー充電」がスマホの未来を"ちょこっと"変える?
京セラは、2016年2月22日~25日までスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2016」において、ソーラー充電に対応したスマートフォンのプロトタイプを出展した。
同社は2015年にも同様のプロトタイプを出展していたが、2016年は充電効率が大きく向上するなど、さらに製品に近いプロトタイプに進化。将来的には一般向けのスマホにも広くソーラー充電機能が搭載される可能性が見えてきた。
果たしてソーラー充電の実際のところはどうなのか。MWC2016の会場で京セラの通信機器事業について語った経営戦略部長の能原隆氏の話を交えながら、その可能性を探っていきたい。
○最も効率的な「ディスプレイ全体」でソーラー充電に対応
一般に、家電製品における太陽光充電といえば、電卓などに搭載されている黒いソーラーパネルをイメージする人が多いはずだ。そのため「ソーラー充電スマホ」といえば、本体の背面などに充電パネルを貼り付けた製品を想像するかもしれない。
だが、京セラが仏サンパートナーと共同開発したソーラー充電スマホは、そうしたイメージとは裏腹にディスプレイ全体をソーラー充電のために利用できる。