くらし情報『火星に生命はいるか?「エクソマーズ」計画と、これからの火星探査』

2016年3月18日 11:14

火星に生命はいるか?「エクソマーズ」計画と、これからの火星探査

火星に生命はいるか?「エクソマーズ」計画と、これからの火星探査
欧州宇宙機関(ESA)とロシア国営の宇宙開発企業Roskosmosは3月14日、共同で開発した火星探査機「エクソマーズ2016」を打ち上げた。打ち上げは成功し、エクソマーズ2016は現在、火星に向かう惑星間軌道に乗っている。

エクソマーズ2016は、火星をまわる軌道から地表や大気を観測する「トレイス・ガス・オービター」(TGO)と、火星の地表への着陸を目指す「スキアパレッリ」から構成されている。両者は結合された状態で約7カ月にわたって宇宙を航行し、今年の10月16日に火星に接近。そこで両者は分離され、TGOは19日に火星周回軌道に、スキアパレッリも19日に火星の大気圏に突入し、地表に着陸する。

エクソマーズという名前は、宇宙生物学(Exobiology)と火星(Mars)を組み合わせた造語で、今回のエクソマーズ2016と、2年後に打ち上げが予定されている「エクソマーズ2018」の大きく2回に分けた探査で、火星における生命の存在、あるいは痕跡を探すことを最大の目的としている。

○微量ガスの探査衛星

エクソマーズ2016のメインであるトレイス・ガス・オービター(TGO)は、火星の大気、とくにメタンや水蒸気、窒素酸化物、アセチレンといった、微量のガス(Trace Gas)

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