2016年3月23日 07:30
子育て世代の6~7割、国や自治体の「子育て」サービスに不満
保育園不足が叫ばれる昨今、保育園の抽選に漏れた保護者が書いたブログ「保育園落ちた日本死ね」(はてな匿名ダイアリー/2016年2月15日)が議論を呼んでいる。
そんな中、内閣府がまとめた「将来の公共サービスのあり方に関する世論調査」によると、20~30代の子育て世代では、国や自治体の「子育て」サービスに不満を抱いている割合が6~7割に上ることが明らかになった。
○全体では「介護」分野の改革が必要との声
改革の必要性が高い社会保障分野を尋ねたところ、全体では「介護(介護、高齢者支援等)」が59.7%でトップ。以下、「健康・医療(医療や予防・健康づくり等)」が50.9%、「子供・子育て(出産や育児支援等)」が43.5%、「年金」が37.6%、「社会福祉(障がい者や母子家庭への支援等)」が33.8%と続いた。
年齢別にみると、「子供・子育て」を挙げた割合は30代で71%、20代で60.9%と、共に最多となった。一方、「介護」「年金」「社会福祉」の割合は50代(69.4%、47.5%、40.8%)で、「健康・医療」は60代(58.8%)で多くなっていた。
居住地域の公共サービスの満足度を聞くと、「満足している」