2016年3月29日 13:35
東芝、製造業のものづくりをIoTで支援するソリューションを提供
東芝は3月29日、製造業における次世代型ものづくりに対応する「次世代ものづくりソリューション」を2016年4月より提供すると発表した。
同ソリューションは、Industrie4.0やインダストリアル・インターネットなどと提唱される次世代型ものづくりの実現に向けて提供されるもので、主に4つのソリューションで構成される。1つ目は、さまざまな製品・装置の容易なスマート化・ネットワーク接続を提供し、現場・エッジでリアルタイム処理を実現する製造業向けIoTソリューション「Meister IoT(マイスター アイオーティー)」で、産業機器や製造装置に後付けや外付けの形でセンサや通信機能を付加し、現場の状況や機器操作などを遠隔地で実現するもの。同社の画像認識・画像処理技術を活用することで、従来のクラウドコンピューティングでは難しかったリアルタイム性の高い低遅延処理にも適用可能だという。
2つ目は、製品ライフサイクルの各プロセスをデジタルデータでシームレスにつなぎ、リアルタイムに蓄積するものづくり情報プラットフォーム「Meister DigitalTwin(マイスター デジタルツイン)」で、半導体から社会インフラ設備までの幅広いものづくりの経験から導き出された汎用的なデータモデルと統合ビッグデータソリューションを活用することで、製造から運転・保守までのライフサイクルでの多種多様なデータを関連付けすることを可能とするもの。