くらし情報『最新「中学受験塾」ガイド (2) 大学入試変革で中学受験にも変化が!?』

2016年3月30日 16:00

最新「中学受験塾」ガイド (2) 大学入試変革で中学受験にも変化が!?

最新「中学受験塾」ガイド (2) 大学入試変革で中学受験にも変化が!?
子どもの中学受験を考える親世代にも中学受験経験者はいるかもしれない。だが30年前の受験と今の受験は大きく異なる。最新の中学入試の傾向を日本初の「塾ソムリエ」という西村則康氏にうかがった。

○2020年の大学入試改革を見据えた内容が中学入試のトレンド

2020年に大学入試制度が変わるため、それに伴い中学入試も変わりつつあります。今年の入試問題でその傾向が最も顕著だったのが理科です。すでにある知識で解けるという類いの問題ではなく、過去に習ったこともないような内容が書かれている長い説明文の中からヒントを探し、答えを導くというような問題が増えたと感じます。

例えば男子御三家のひとつ、武蔵中学校ではクモの糸の張り方の問題が出ました。「橋糸」や「こしき」「枠糸」など初めて聞く言葉が並んでいる文章の中から、糸の張り方の規則性を導き出し、クモの巣の形を描かせるものでした。
これは以前から公立中高一貫校の適性検査にあったような問題で、今後もこの流れは続いていくでしょう。未知の事柄についての探求心がある子、長い文章を一読して理解するだけの処理能力の高い子がほしいというのが、学校側の狙いだと思います。

国語の長文読解は7~8年ほど前から急に難しくなりました。

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