2016年3月31日 21:36
オフラインロケーションマーケティングのxAdが日本で本格展開
ロケーションマーケティングサービスを提供する米xAdは3月31日、同社の日本法人「エックスアド・ジャパン合同会社」(xAdジャパン)による国内サービス展開を、本格的に開始すると発表した。
同社が提供するロケーションマーケティングサービスは、スマートフォンなどのモバイルデバイスからの位置情報をもとに、その場所に最適な広告配信を行うもの。同社は、モバイルデバイスにアプリを提供している事業者と提携し、そのアプリを通して、個人を特定しない形で位置情報を取得。そのデバイスに対して広告を配信できる。日本では現在、およそ2000万台をターゲットにできるという。
米xAd チーフマ・ケティング・オフィサー(CMO) モニカ・ホウ氏は、2019年までに米国広告市場の43%が位置情報を使用することになるという調査データをもとに、位置情報の重要性を訴え、次のように述べた。
「消費者が購買行動を起こすその瞬間を知ることで、消費者がそのときもっとも興味があることを目立たせることができる。たとえば、消費者がファーストフードやコーヒーショップの店内にいるのか、その近くをただ通りかかっているだけなのかを見極めることができれば、消費者に対するメッセージを、それに合わせたものにすることができる」