編成部長に直撃! - TBS、視聴率上昇の背景は"意識変化"と"若手・中堅の活躍"
●娘が日曜夜にTBSを見るように!
テレビ局が一斉に衣替えを行う春の番組改編。今回も各局、課題の時間帯に新番組を投入したり、リニューアルを図ったりと、録画視聴が増える中でリアルタイム視聴を取り込むためのタイムテーブルを作成した。この戦略を考えるのが、"テレビ局の中枢"とも言われる「編成部」。今回は、民放キー局の「編成部長」に、春改編を総括してもらい、今後の展望についても語ってもらった。
3番目に登場するのは、2015年度の視聴率で、ゴールデン(19~22時)・プライム(19~23時)が、唯一上昇したTBS。ドラマの大ヒットが目立つ一方で、バラエティも堅調な番組が増えているが、その背景にあったのは――。
(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)
――2015年度の視聴率が、ゴールデン・プライムで、全局唯一上昇しました。この背景は何ですか?
編成の戦略として、軸になる番組を曜日ごとに作っていきたいと考えているところで、もともと金曜日は非常に強いラインアップが並んでいるんですけど、火曜日に『マツコの知らない世界』だったり、水曜日に『トコトン掘り下げ隊!生き物にサンキュー!!』『水曜日のダウンタウン』が定着してきたり、木曜日には『プレバト!!』『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』と、キーになる番組が育ってきたんです。