2017年3月2日 20:37
マイケル・ファスベンダー「情熱だけでは映画化は難しい」- 主演兼プロデュース作品での覚悟
全世界で大人気を獲得している同名ゲームを、『X-MEN』シリーズや『スティーブ・ジョブズ』のマイケル・ファスベンダー主演で実写映画化した『アサシン クリード』(3月3日公開)。現代と15世紀末ルネサンス期のスペインを舞台に、ファスベンダー演じる記憶をなくした死刑囚の男が15世紀の自分の祖先の運命を追体験することで、人類の歴史をも揺るがす謎に迫っていくアクション超大作だ。いまや世界的トップスターとなったファスベンダーが初めてプロデューサーに名を連ね、俳優人生を懸けた意気込みで映画化した本作について、公開前に来日した本人が激白。「情熱だけでは、映画化は難しい」と語る人気俳優の覚悟とは――。
――現代の主人公カラム・リンチは、ファンタジックな出来事に巻き込まれていく設定でしたが、演じている最中は、彼のことをどう理解して演じていたのですか?彼の祖先である伝説のアサシンであるアギラールと2役を演じられましたが。
僕が演じたカラムとアギラールは全然違って、カラムは精神的なキャラクターで、アギラールは肉体的でね。アギラールには仲間がいて、組織に所属していて、自分の使命感みたいなものも持っているが、カラムは誰も信用していない迷える人間だ。