2014年4月23日 11:50
これが日本のものづくり力 - 品質にこだわり続けるサイレックスの挑戦 (1) "切れない"無線LAN技術を実現するためのこだわりの空間
○徹底した品質へのこだわりを集約したサイレックスの本社・工場
日本の製造業と言われると読者の方々はどのようなものを思い浮かべるだろうか。誰にも真似できない独自技術を持つ町工場、精密な機械や部品を組み合わせた大企業の製造装置や自動車などなど、さまざまなイメージがあるだろう。その中の1つに高品質、というものを思い浮かべる人もいると思う。しかし、近年、機器の不具合を要因として企業イメージを損なうメーカーも少なくない。そんな中、設計から製造、そして製品の品質の検査まで一貫して国内で実施することにこだわり、徹底的に高い品質を顧客に提供することを目指している中堅企業がいる。その企業こそがサイレックス・テクノロジーだ。
カタカナの企業名から、外資系というイメージを持たれることもあるが、れっきとした東大阪発の日本企業であり(設立当初の社名は"タスサービス")、現在の主力事業に発展したコンピュータ開発事業は1977年から連綿と行ってきた。そのコンピュータ開発事業から発展し、主力として同社を牽引してきたのがプリンタメーカー向けプリントサーバ事業。
そして2014年の現在、同社の次の中核として成長しているのが無線LAN関連製品だ。