くらし情報『木村拓哉、"不死身"の生き様 - 映画『無限の住人』と「無限の想い」 (4) 死体を踏む覚悟はあるか 「1対300」ラストシーンと剣客の死闘』

2017年5月2日 10:30

木村拓哉、"不死身"の生き様 - 映画『無限の住人』と「無限の想い」 (4) 死体を踏む覚悟はあるか 「1対300」ラストシーンと剣客の死闘

木村拓哉、"不死身"の生き様 - 映画『無限の住人』と「無限の想い」 (4) 死体を踏む覚悟はあるか 「1対300」ラストシーンと剣客の死闘

俳優・木村拓哉が、2006年公開の『武士の一分』以来となる時代劇主演に挑んだ。初タッグとなる三池崇史監督が「キャスティングは運命」と語る通り、木村は吸い寄せられるように『無限の住人』(4月29日公開)に身を投じ、百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次を憑依させた。剣客集団・逸刀流に両親を殺され、敵討ちを渇欲する少女・浅野凛の用心棒を請け負いながら、「正義とは何か」「命とは何か」を投げかける。

1993年から2012年まで漫画家・沙村広明氏が命を削るように描き続けた万次を、木村はどのように体現したのか。「無限」を「時間や時空ということではなく、想い」と捉えていた木村。今回のインタビューでは全6回・約7000字にわたり、本作に対する木村の「無限の想い」に迫る。第4回は「最強剣客集団との戦い」「ラストシーン」撮影秘話に迫る。

○「避けなかったら死ぬ」覚悟

――数々の手強い剣客と対峙しますが、その相手とは魂のやり取りのような現場だったのでしょうか。


確かにそうでした。こういう撮影では、本当に気をつけてやってくださる人もいるんですよ。

「避けなかったら死ぬよ」という感覚でやっていく中での「抵抗」

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