2017年9月5日 18:30
ワンダーウーマンが世界中で愛されるワケ - 演じ手との魅力重なり唯一無二のヒーローに
この夏、漫画原作を実写映画化したパターンでは相当な話題作だった『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない 第一章』が、公開後に“本編のそこそこの尺”を切り取って世に出してしまうというなかなかの捨て身な宣伝展開をするなど、いまだ日本では漫画原作の実写映画化の際にはハラハラする出来事も少なくない。
その点、アメリカ映画界ではアメコミ原作映画の実写映画化がファンの歓待で始まって終わるイメージが強く、その最新作を“待望の”という表現で素直に紹介していいほど。特に8月25日に日本でも公開となった『ワンダーウーマン』は全世界待望レベルのメガヒットを記録中で、事実ファンもファン以外も大歓待で迎え、新星ワンダーウーマンに惜しみない賛辞を贈る。
とにかく、凄まじい人気だ。8月14日時点で全米興行収入は402,201,085ドル(約442億円/1ドル110円)を超え、世界レベルの興行収入でも797,101,085ドル(約876億円)を突破しているほどで、先日来日を果たしたパティ・ジェンキンス監督は、女性監督として歴代ナンバーワンの興行収入を獲得した映画監督として名を残すことに。そして興収面だけでなく、主人公のワンダーウーマンのタフなキャラクターや世間知らずのチャーミングな姿が女性層を中心に支持を集め、全米では2017年の最多Tweet映画となっているのだ。