2023年11月2日 20:53
磯村勇斗、学生からの鋭い質問に驚き 最近気づいた感情は?「人恋しくなった」
俳優の磯村勇斗が2日、都内で行われた映画『正欲』(11月10日公開)の学生限定試写会に出席。高校生や大学生などからの質問に真摯に回答した。
本作は、累計50万部突破の朝井リョウ氏による同名小説を、映画『あゝ、荒野』や『前科者』などの岸善幸監督が映画化。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出す。磯村は、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月(新垣結衣)の同級生・佐々木佳道を演じた。
高校生や大学生など学生85人が映画を鑑賞したあとのイベントに参加した磯村。昨日まで開催されていた第36回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞したことに「監督賞はイコール作品賞だと思う」と高い評価に笑顔を見せると「観客賞がとてもうれしい。観ていただいた人の評価が一番」と多くの支持を集めたことに喜びを見せる。
この日は映画を観た学生たちが直接磯村に質問するコーナーも。「あってはならない感情なんて、この世にはない」という言葉が印象的な本作にちなみ、磯村にとって「こんな感情があったんだ、と思ったことは?」