2018年5月5日 09:00
ジャニーズ×松竹、若手でオリジナル作を 『ラスト・ホールド!』使命感
●プロデューサーから「ぜひ」というプッシュ
身体能力が高いことで知られる、アイドルグループ・A.B.C-Zの塚田僚一が、初主演を務める映画『ラスト・ホールド!』(5月12日公開)。2020年の東京オリンピックの正式競技種目となった「スポーツクライミング」の一種目、ボルダリングを題材に、大学生の青春を描いた。
原作ものが主流となっている映画界で、若手プロデューサー×若手監督×若手ジャニーズという組み合わせのオリジナル作品は一体どのようにして生まれたのか。真壁幸紀監督と岡村紘野プロデューサーに話を聞いた。
○腕を見込んでのオファー
――今回真壁監督の長編2作目ということですが、これは岡村プロデューサーが監督にお願いしたい、ということだったのですか?
岡村:僕がぜひ、真壁監督がいいとお願いしました。
真壁:(笑)。山田洋次監督が主催している”シネマ会”というのが あるんです。「映画人が交流する場を作った方がいいんじゃないか」と開催されていて、僕は師匠の本広克行監督に連れられて参加しているのですが、まあ、重鎮しかいない(笑)。
日本映画界があつまっている会の、末端で4~5年前に出会いました。