森田剛、役者に専念し変化…難役への挑戦も「今の自分ならば表現できるんじゃないか」
日本の終戦から79年経つが、世界中ではまだ至る所で戦争が起こっている。そんな中で上映されているのが、俳優の森田剛が主演を務める映画『劇場版 アナウンサーたちの戦争』(公開中)だ。2023年8月14日にNHK総合テレビのNHKスペシャルにて放送された作品の劇場版で、太平洋戦争で国民の勝利への士気を高めるべく、プロパガンダの先頭に立ったアナウンサーたちの苦しみを描いている。
森田が演じるのは、開戦ニュースと玉音放送の両方に関わった、天才と呼ばれた和田信賢アナウンサー。難しい役だが、「今の自分なら表現できる」と役に挑んだという。今回は、主演の森田に、同作への思いや作品で伝えたいことについて話を聞いた。
○NHKスペシャルから『劇場版 アナウンサーたちの戦争』へ…森田剛の思い
――ちょうど1年前、ドラマ『アナウンサーたちの戦争』が放映され、その1年後に劇場版が公開ということで、どのような思いですか?
森田:とても嬉しかったです。本当によかったなと思います。
――森田さんの声は昔からすごく素敵だなと思っていたので、カリスマアナウンサーという役に納得だったのですが、ご自身ではどのように挑まれましたか?
森田:自分でも「素敵だな」