2012年5月1日 09:46
マネーのトリビア (19) 生命保険の「保険金」、どういう場合に”税金”がかかるの?
日本では生命保険の加入率が90%を超えているので、たいていの人は何らかの保険に入っているといえます。
保険で大切なのは、入ることではなく、万が一のときに保険金や給付金を受け取ること。
そこでふと疑問がわきます。
保険金や給付金に税金はかかるのかな、と。
保険金・給付金には、税金がかかるものと、かからないものがあります。
また税金がかかる場合は、保険の契約者(保険料を払う人)、被保険者(保険の対象となる人)、受取人の関係によって、相続税、所得税+住民税、贈与税のいずれかになります。
税金がかからないのは次のようなものです。
入院給付金、手術給付金、通院給付金
高度障害保険金
特定疾病保険金
リビング・ニーズ特約保険金
いずれも、病気やケガなどによって支払われる保険金・給付金です。
それ以外の、死亡保険金や満期保険金、個人年金保険の年金などは、課税されます。
死亡保険金について見てみると、次のようになります。
(1)は、例えば、夫が、自分に万一のことがあったとき家族にお金を遺すために保険に入る形。
死亡保険に加入するパターンとして一番多いケースです。
この場合、死亡保険金は相続税の対象となります。