くらし情報『肺がん罹患率を急上昇させる「COPD」という脅威~その現状と対策とは?』

2012年5月31日 20:42

肺がん罹患率を急上昇させる「COPD」という脅威~その現状と対策とは?

肺がん罹患率を急上昇させる「COPD」という脅威~その現状と対策とは?
5月30日、気管支喘息とCOPDの専門医団体である日本喘息・COPDフォーラム(以下JASCOM/ジャスコム)と、外資系製薬メーカーのグラクソ・スミスクライン株式会社の共催で、「肺がん検診を生かしたCOPDの早期診断」と題されたセミナーが開催された。

「がん」「心疾患」「脳血管疾患」が数十年以上も日本人の死因の上位を占める一方、年々増加中なのが「COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease/慢性閉塞性肺疾患)」という疾患だ。

同疾患の死亡者数は、2010年で約16,000人。

日本人の死因の第9位へと上昇している。

同セミナー内で公演を行った、JASCOM COPD領域代表である東京女子医科大学統括病院長の永井厚志氏によると、COPDとは、慢性気管支炎や肺気腫など、気道や肺胞などに炎症が発生し、長期にわたって気道が閉塞状態になる病気の総称のこと。

徐々に呼吸機能が低下していき、進行度合いによっては呼吸不全に陥り、死にいたるという。

厚生労働省の調査などによれば、2010年の時点で死亡者数は約1.6万人と年々増加傾向にある。

推定患者数530万人に対し、治療中の患者はわずか17.3万人。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.