2012年7月18日 09:47
消費増税に備える! 柳澤美由紀の”生活防衛術” (3) ”イザ”というときに慌てない - 急な入院、医療費を抑える3つのコツ
もうすぐ夏休みですね。
山や海、旅行、帰省など、さまざまなイベントが待っているのではないでしょうか。
普段と違う生活をすると、体調を崩したり、ケガをしてしまったりしやすいもの。
イザというときに慌てないために知っておきたい、医療費節約の3つの知恵を紹介します。
病気やけがで医療機関にかかったとき、大半は保険診療の対象になります。
いわゆる3割負担(70歳未満)の医療費で、その月の医療費が1万円かかったとしても、患者が病院に支払うのは3,000円です。
風邪やケガによる通院であればたいした出費になりませんが、手術を伴う入院をしたり、抗がん剤治療などを受ける場合、3割負担といえども費用が高額になります。
たとえば、非ホジキンリンパ腫に用いる抗がん剤「リツキサン」は1コースで毎週1回、最大8回の投与が必要です。
身長170cm、体重60kg、体表面積1.65㎡の男性患者がこの治療を受けた場合、1回あたり約30万円の医療費となり、3割負担でも毎回約9万円の現金が必要になります。
8回投与すれば2カ月間で約72万円の出費です。
こんなときに役に立つのが高額療養費制度の「限度額適用認定証」