2012年9月25日 18:33
客室乗務員の仕事とは - 単なる接客係ではないその仕事内容
スカイマークが機内でのサービス方針を明記した「サービスコンセプト」という断り書きを、2012年5月から各客席に設置している(6月から一部内容が修正されている)。
物議をかもしたのでご存知の方も多いだろう。
趣旨を要約すれば、”より安全に、より安く”がスカイマークのコンセプトなので、客室乗務員には(大手航空会社のような)丁寧な言葉遣いや制服の着用、私語の禁止、手荷物収納の手伝いなどは義務付けておらず、苦情も機内では受け付けないので本社の相談窓口または消費者生活相談センターに届け出てほしい(6月配布の修正版で削除)、といったもの。
「スカイマーク、けしからん」といった批判派から、「安いんだから仕方ないだろ」といった支持派(?)まで、反響はさまざまだった。
「サービスコンセプト」全体の内容やスカイマーク自身に対する評価は別として、一点だけ注目しておきたい文言がある。
「客室乗務員は保安要員であり、接客は副次的な業務」という記述だ。
客室乗務員──古くはスチュワーデスやスチュワード、現在ではフライト・アテンダントやキャビン・クルーと呼ばれている(キャビン・アテンダントは和製英語)が、そもそもどういう職業なのだろうか。