高速トリビア (16) 「故障」そして「事故」…悲劇の連鎖は”事前の点検で”防ぐ!
そうなった時には大変な事態になると分かっていながら、普段は自分に降りかかることを忘れがち。
それが車の故障です。
平成22年の全国の高速道路における車の故障件数は、11万件にものぼります。
しかし、その原因の大半は基本的な点検で防げるものでした。
JAF(日本自動車連盟)調べによると、一般道と高速道路とでは故障する部位に違いがあるそうです。
高速道路では、バーストやエア圧不足を含むタイヤのパンクが最も多く、対して一般道路ではバッテリー異常に関する原因が多く、キーの閉じ込みが続きます。
故障原因1位のタイヤ・ホイール破損では、タイヤの破片などが散乱し、いわゆる落下物になります。
その結果、後続車を巻き込んで思わぬ事故を誘発する危険性もあります。
また、摩耗したタイヤはスリップ事故の原因にもなります。
ドライブの前には、タイヤの空気圧と溝が充分に残っているかを必ず確認することが大切です。
安全なドライブのために、そして故障を防ぐために、運転前に点検しておきたいポイントは次の4つです。
タイヤの空気圧
ラジエータ(リザーブタンク)の水量
バッテリー液の量
燃料・オイルの量
そうはいっても、予期せざる故障や事故が起きてしまうこともあります。
救助を待っている間に、高速道路の本線や路肩に立っていたドライバーなどが、他の車両にはねられて死亡する事故が急増しているのです。
高速道路上で人が車にはねられる事故による死亡件数は、平成22年から平成23年の間で2倍に増加しています。
パトロールカーなどが到着するまでの間は、以下の手順でお待ち下さい。
ハザードランプをつけ、後続車に合図を出してください。
さらに、発煙筒や停止表示板で分かりやすく、目立つようにしましょう。
特に路肩に停止できなかった場合は、後続車へ合図を出すことが重要です。
運転者も同乗者も通行車両に注意しながら車を降り、ガードレールの外など、安全な場所に速やかに避難して下さい。
車から降りる際は、例えば路肩に停車した場合は助手席側から降りるなど、出来るだけ安全な方法で降りましょう。
高速道路で停車している車に、後続車が突っ込んでしまう事故は珍しくありません。車内で待機しようとせず、ガードレールの外で救助を待って下さい。
非常電話で、事故や故障の状況を通報して下さい。
事前も事後も油断をしない、これこそが事故を水際で防ぐ秘訣です。
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