2012年10月11日 11:41
見逃せない沖縄の最新アートワールドを、地元の写真家・新垣誠が紹介!
沖縄には、この土地の歴史や文化を自分の体に宿しているかのようなアーティストたちがいる。
そこで今回、彼らのダイナミックな作品を垣間見れるアートスペースを、沖縄の写真家・新垣誠が紹介する。
天真爛漫(らんまん)で年齢不詳、子どものような笑顔に無邪気なしぐさ。
まるで保育園にでも来たかのような楽しい気持ちにさせてくれる「KYOKOART GALLERY」のオーナーは仲本京子さん。
大手保険会社のキャリアウーマンを経て画家へと転身したのは、30歳を超えてからだった。
作品にはピュアなエネルギーがほとばしる。
「あれ?この子、自分かも」と思うようなキャラが必ず見つかる彼女の「楽園シリーズ」。
今では沖縄の至る所に飾られている。
多様なキャラがお互いを尊敬しながら共存する。
そんなハッピーな彼女の作品は、海外でも人気が高い。
息子のことを「ヤツ」と呼び、黄色いフィアット・バルケッタを乗り回す粋な女性。
そんな仲本さんとの会話が、このギャラリーの楽しみのひとつ。
閑静な古都・首里にあるそのギャラリーのドアをいったん開けると、そこにはなぜか懐かしい空気が漂う。
まるで下校途中に遊びにいったお婆(ばあ)