2012年11月12日 11:33
7~9月期の「実質GDP」、年率3.5%減--3四半期ぶりのマイナス成長
内閣府は12日、2012年7~9月期四半期別GDP(国内総生産、季節調整済み)速報を発表した。
それによると、7~9月期の実質GDP成長率は前期比(4~6月期)0.9%減、年率換算で3.5%減となり、3四半期ぶりのマイナス成長となった。
景気実感に近いとされる名目GDPの成長率は、前期比0.9%減、年率換算で3.6%減少した。
GDPの寄与度について見ると、実質GDPは国内需要(以下、内需)が0.2%減、財貨・サービスの純輸出(輸出-輸入)が0.7減。
名目GDPでは内需が0.5%減、財貨・サービスの純輸出(輸出-輸入)が0.4%減となった。
民間需要の動向について見た場合、民間最終消費支出は、実質GDPが0.5%減(前期0.1減)、名目GDPが0.8%減(同0.5%減)。
このうち、家計最終消費支出は、実質GDPが0.5%減(同0.1%減)、名目GDPが0.8%減少(同0.5%減)した。
また、家計最終支出(持ち家の帰属家賃除く)は、実質GDPが0.6%減(同0.2%減)、名目GDPが1.0%減(同0.6%減)となった。
民間住宅については、実質GDPが0.9%増(前期1.5%増)