2012年12月4日 07:37
ずっと独身でいるつもり? (14) 「孤独死」なんかこわくない
よく「結婚したい」理由として挙げられるものに、こんなものがあります。
「一人で死ぬのは怖い」
「自分が自宅で孤独死してる姿を想像すると、悲しくてしょうがない」普段「結婚したい」という人の気持ちには、強い共感を持つことの多い私ですが、実はこれだけは全然共感できません。
病気で死ぬのならとりあえず入院してるでしょうし、孤独死しているパターンとして考えられるのは突然死でしょう。
自分でも何が何だかよくわからない間にポックリ死んだとして、何が怖いのでしょうか。
「三日間激痛に苦しみもだえながら死んだ」とか、そういう状況を想像すると確かにご勘弁願いたいと思いますが、そうでない限り、孤独死を怖いと思うことは、私にはありません。
「死後に腐乱死体で発見されるのが怖い」と言う人もいますが、どんなにきれいな死体であっても、私は自分の意識のない姿を人に見られるのは嫌だと考えているので、死体がきれいか、腐乱しているかはどうでも良いのです。
もう死んでいるのに、恥ずかしいもなにもありません。
私が孤独死よりも怖いのは、「ひとりで生きること」です。
さまざまな喜びや悲しみ、愛情を誰かと共有することがないまま、たったひとりで生きることのほうが、ずっとずっと怖いです。