2012年12月14日 13:09
育児休業を取得しない理由、「職場の雰囲気や仕事の状況から」が最多
厚生労働省は13日、「第1回21世紀出生児縦断調査」の結果を発表した。
同調査は、2010年5月10~24日の期間に生まれた子どもの実態や経年変化の状況を継続的に観察し、2001年出生児との比較を行うというもの。
今回は、2010年12月1日の状況について調査を実施した。
調査方法は郵送、対象児は月齢6カ月、有効回答数は3万8,554人。
それによると、2010年出生児(第1子の場合)の母親の出産半年後の就業状況をみると、「無職」は62.7%、「有職(常勤、パート・アルバイト、自営業など)」は36.6%だった。
出産1年前に仕事をしていた母親は78.8%。
このうち、出産後も仕事を続けていた母親は45.7%となり、2001年出生児の母親を対象とした前回調査の32.2%と比べると13.5ポイント増加した。
一方、出産後に仕事を辞めた母親は54.1%で、前回調査の67.4%から13.3 ポイント減少した。
出産半年後「無職」の母親に仕事をやめた理由(複数回答)を聞いたところ、「常勤」だった母親では「育児に専念したいため、自発的にやめた」が最多で40.7%。
以下、「仕事を続けたかったが、両立が難しいのでやめた」