「5分前に待ち合わせるのが社会人としてのマナー」。
新入社員になった時、誰しもが研修で学んだことだと思う。
しかし名古屋では、少し勝手が違う。
こちらがそのつもりでも、先方は平気で遅れてくることがあるのだ。
悪びれもせず「ごめんごめん、ちょっと道が混んでて」、「電車に乗り遅れちゃって」……。
ビジネスならそれなりに気を遣うこともあるが、プライベートならこれが当たり前。
宴会やパーティーとなると、定刻になっても半分も集まってないなんてことはザラ。
これこそが日本に誇る(?)「名古屋時間」だ。
イベントを仕切る側も、その名古屋時間を見越しての時間設定を求められる。
かくいう筆者も、19時からの飲み会をセットする場合、必ず「18時45分集合ね」と声を掛けるようにしている。
結果、参加者が10人とすると、18時45分に集まる人は半分くらい。
19時の数分前に駆け込む人が3人くらい。
そして「ちょっと遅れるから先にやってて」と、連絡してくる人が2人くらい……。
しかし、これくらいのことは「織り込みズミ」なのだ。
そして人は言う。
「やっぱり名古屋人は時間にルーズだよなぁ」。