最近では「顔が見えて安心!」をキャッチフレーズに、生産者がじかに消費者に食料品を売るネットショップがたくさんあります。生産者さんから1頭牛を購入して、その精肉をサイトで販売したという「剛腕バイヤー」にお話を伺いました。
「バレるとヤバイ」ということで匿名でインタビューしましたので、その点を考慮の上、お読みください。
――全然門外漢なのに、牛を1頭仕入れて肉にしてネットで販売したそうですが、なぜそんなことをしようと思ったんですか?
面白そうだったから(笑)。当時は会社のネットショップの担当者だったんで、そのサイトで色んな物を売ってたんだけど……。
――そのサイトは食品を扱っているんですか?
全然(笑)。IT関連のグッズとかそういうのを扱ってるサイトですよ。
――なぜそこで牛なんですか?
面白そうだっんで(笑)。
ちょうど食品のトレーサビリティーに関して世間が盛り上がってたんですよ。顔の見える、安心できる、美味しい食材というのがトレンドだった。今はもっとそうですけどね。なので、「美味しい牛を仕入れてきて、みんなで分けて食べましょう!」みたいなことやれば絶対ウケると思ったんですよ。