くらし情報『松下奈緒「どんな役も最初は心配。でも、不安をパワーに変える術は身につけたかな」』

松下奈緒「どんな役も最初は心配。でも、不安をパワーに変える術は身につけたかな」

すこやかに、そして、しなやかに生きる人――松下奈緒さんを目の前にして思う。ゆったりマイペースに見える一方で、揺らがない強い芯を持ち、凛とした佇まいが素敵。まさに柳のような人。

それでいて、チャーミングで豪快さもある。女優スイッチをオフにしたときの松下さんを知りたくて、「現場での休憩時間、どういうキャラなんですか」と尋ねると、「キャラですか!?」と美しい歯を見せて大笑い。

「そのまんまですよ(笑)。変わらないです。常にフラットな感じで、久しぶりに会う方からも『変わらないね』と言われることのほうが多いですね」

目次

・「私も両親の遺骨を食べたいと思う、と思います」
・強さだけじゃない。優しさを持った恋人を演じた
・女優業と音楽、ふたつあるからバランスが取れる
・演じた役はすべて、自分の人生経験につながっている
・(編集後記)
・作品情報


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ざっくばらんで、ナチュラルな人なのだ。
そんな松下さんが出演する映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』は、宮川サトシさんのエッセイ漫画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』(新潮社)が原作の実話。

頼りないところはあるけれど、優しく母親思いの息子・宮川サトシ(安田顕)の母は、明るく元気な明子(倍賞美津子)。笑いの絶えない日々を送っていたが、母がガンを宣告されたことで、穏やかな日常は変化していく。そして、天国の母から届く“驚くべき贈り物”とは――。

サトシを励まし、精神的に支えるキーパーソンとなるのが、恋人・真里(松下奈緒)。

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